真夏のピークが去った。
これまでのうだるような暑さから一変して、とても涼しい快適な気候になった。これまでの肌にまとわりつくような熱気や生暖かい風の面影はなくなって、初秋という言葉がぴったり。とても過ごしやすく嬉しい反面、まだ8月の中旬なんだから夏を感じさせてくれ、と思う気持ちもある。
天気予報でも急に近づいてきた秋の足音が取り上げられていたらしい。
「真夏のピークが去った」と、
— 檜山靖洋 (@sky_traveling) August 17, 2018
"天気予報士"として言ってみました。あと花火の思い出、沖縄の花火が、"最後の花火に"なったなぁ。#若者のすべて
オンタイムで見れたわけではなく、Twitterのトレンドに浮上していたため知ったのだけれどNHKの職員の方が言ったということに非常に驚いた。民間放送ならおふざけやアドリブの範囲内として許容されると思うが、言ってしまえば国のNHK。視聴者もまさかフジファブリックの、志村の歌詞が”NHKの天気予報士”の口から出るなんて思わなかっただろう。
フジファブリックが3人体制になってからもうすぐ9年も経ってしまう。それでもこうして人々の記憶の中に残る名曲を作った志村は素晴らしいな、と再確認してしまった。志村が生きていた時にフジファブリックのライブに足を運ぶことは叶わなかったけれど、それからのフジファブリックのパフォーマンスを私はきっと忘れない。それぞれが志村を想って、いろいろなことを胸に秘めて活動しているに違いないのだから。
話題になった若者のすべて。いつ聴いても、やっぱりいいなあと思わせてくれる名曲。平成最後の夏と言われている今年の花火は、是非ともこの曲と一緒に見たいと思うばかり。
きっとこの快適な気候も、そのうちすっかり消えて真夏の形相をとり戻すのだろう。それでも、少しだけ秋を感じさせてくれたことに感謝したい。夏らしいことは全くしていないけれど、いつでも夏が終わってしまうのは少し寂しい気がする。そしてそのたびにフジファブリックを思い出して、センチメンタルになるのが私の夏の終わり。今年見る最後の花火はいつになるのだろう、大人になっても思い出せるといいな。