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プロ麻雀リーグ『Mリーグ』

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先日7月17日、麻雀のプロリーグ『Mリーグ』を2018年10月1日開幕予定であるというニュースがあった。

m-league.jp

これまでの麻雀と言えば大きく分けてプロ5団体があり、選手は各団体に所属するもののほとんど個人戦という感じであった。各選手は団体に所属し、会費を払うことによって団体のリーグ戦に参加できたり、団体が開催するタイトル戦に出れたりする。しかし選手は団体に所属してもそれだけでお金をもらえるわけではなく、タイトル戦の優勝賞金やメディア露出、雀荘での営業(店員としてお客さんと麻雀)などを行わないと生計を立てることはできない。

今回ニュースになった『Mリーグ』というのは、いわゆるサッカー「Jリーグ」やバスケ「Bリーグ」のようにチーム対抗のリーグ戦を行うというもの。チェアマンの藤田晋サイバーエージェント代表取締役社長)は麻雀をオリンピックの正式種目にすることを目指しているそう。

自身もプレイヤーとして私設リーグ「RTDリーグ」を創設したり、AbemaTVでその様子を放映するなど活動してきた。麻雀のメディア露出を増やし、地位向上を目指した最たるものが今回の『Mリーグ』開幕にはあると思う。

麻雀は頭脳競技でありながら、運要素の介入からギャンブルとして発展してきたことは否めないし、最近では禁煙の雀荘も増加してきたものの、賭けとたばこという印象が強い。今回のMリーグ開設はそれらのイメージを払拭するために、リーグ参加選手が麻雀で賭けを行っていることが発覚した場合には出場停止といった厳重な処分も決定されている。過去に上記のような歴史があったことは否定せず、これからの麻雀界の発展に向けての一歩だろう。個人的にはこのリーグがテレビで放映されることによって、認知の向上や前向きな印象、そして遊戯人口の増加を期待したい。

Mリーグ』は企業がチームオーナーとなり、メンバーはプロ雀士の中からドラフトで選出してチームを結成するらしい。参加企業は以下7社。

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今回のプロリーグ創設によっておそらく企業から選手への契約金のようなものは発生するだろうし、それぞれの企業のPR活動への参加によっても金銭の発生が期待できる。そのように市場規模がどんどん拡大していき、頑張って活動しているプロ雀士の活動が活発になればいいなと思う。サラリーマン雀士が多いなかで、麻雀一本に専念できる環境が整うことを期待したい。