ライターになりたい。

サブカルチャーと真面目な話。

音楽メディアの話

音楽メディアっていろいろあると思うんだけれど、どれも似たようなメディアばかりで面白くないな、とふと思いました。定期的にチェックしているメディアはあるけれど、TwitterやアーティストのSNSを見た方が情報収集という点では一番早いと思うんですよね。

どこのメディアもアーティストの新譜やフェスがあるたびに、良いところばかりを取り上げて、それを記事にする。インタビュー記事とかも似たような内容ばかりで、無駄に長ったらしくて読む気が起きない。というかどこのメディアで読んでも変わらないという感じがすごいする。これは雑誌もWebメディアも一緒で独自性のあるようなコンテンツを強みにしていかないと売れないのは当たり前だよね、って感じ。

そういう意味で『BASEMENT-TIMES』『音楽文』は他のメディアと一線を画しているなと思う。

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『BASEMENT-TIMES』は批評性の高い記事がSNSでかなりバズってて、内容自体もかなり面白い。ライターのレベル自体も高いからどんな記事を書いてもある程度にはなると思うけれど、中身がかなり凝っているような印象。インタビュー記事にしても、アーティストと酒を飲みながら話したり、企画自体が面白いこともあって、ここでしか読めないような内容になってるのが超いい。

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『音楽文』はロッキングオンが運営しているメディアで、音楽に関する文を募集してそれを厳選して載せている。普通の音楽メディアと違って、フラットな視点で素直に思ったことを書かれている文章が多い。そのアーティストの良さや魅力を本誌よりも届けられているんじゃないかなと思う。自分の知っているアーティストの記事を読んでいて涙してしまうこともあるから、電車の中で読むのは危険なメディアだと思ってる。

読んでる方からしたら、メディアにこだわらずにSNSでバズってる記事だけ読めばいいかもしれないし、メディアという枠に捉われる必要もなくなってきているのが現状だと思う。そうした状況の中で本当に良い記事を提供し続けて、読者が離れていかないようにするのは非常に難しいことだと思う。それでもそういうメディアがあった方が記事を追うのが楽だし、更新が楽しみになることは間違いない。だからいいメディアが出現してほしいし、そういうものをいつか作れたらいいな、と思う。

もしかしたら僕のアンテナが低くて、他にもいいメディアがあるのかもしれないので教えてほしい。